はじめに
『Fate/roll dice』について
基本中の基本として、このシステムはタイプムーンのゲーム作品「Ｆａｔｅ」シリーズの二次創作であり、同作品世界で行われる「聖杯戦争」を行うＴＲＰＧシステムです。
それ故に、基本世界観については、それら作品、あるいはそれら作品の資料や解説や辞典等の内容を各自適宜参考にしてください。
但し、ゲームシステム的にそのままではＴＲＰＧにしにくい部分や運用しにくい部分は、あえてルール的に無視したりしている部分もありますし、ＧＭ判断で原作設定の細かいところは誤魔化したりしても良いとします。
ちなみに本作は原作の広範な世界観を何とか取り込もうとした結果、かなりＧＭ裁定部分の多いシステムとなってしまいました。その為、ＧＭごとにかなりルールが異なってくる場合もありますし、また、ＧＭには裁定を的確に下す判断力が求められます、ご了承ください。
そして、その関係上、基本的にキャラクター作成を行う場合は、ＧＭと相談しつつ行うことを推奨いたします。
▼端数の処理
このシステムでは、特記していない限り、全ての端数は切り上げで処理します。
▼ルール内の特別な用語
本ルールでは以下の様な特別な用語が使用されています。
・○an△
サイコロを○個振り、出目が△以下のサイコロの個数を求めます。
例えば「3an3」とあった場合、「サイコロを3個振り、出目が3以下のサイコロの個数」を、
「10an5」とあった場合、「サイコロを10個振り、出目が5以下のサイコロの個数」を使用します。
・○d6
ほら、分かるだろ？
・ダイス判定プラス
この用語が書かれたスキルは、判定時に組み合わせることで「[スキルレベル]an[スキルレベル]」だけ達成値に加算することが出来ます。
例：銃を撃つ際、「投擲・銃：A」を判定時に組み合わせることで、「5an5」達成値に加算できる。
・判定基準値
「ダイス判定プラス」の際、達成値として数える出目のこと。「判定ダイス数」が減ることがあっても、「判定基準値」はレベルから算出された数値から減ることはない。
・判定ダイス数
「ダイス判定プラス」の際に振るダイスの数のこと。
・達成値
判定がどれくらい成功したかを表す数値です。下記の難易度と比べるもの。
・難易度
判定の際、その行動が成功するために必要な達成値の数です。
・レベル
そのステータスやスキルにどれほど習熟しているかを表すものです。原作に従い「E,D,C,B,A,EX」で表記します。
レベルと数値の対応は「E＝1、D＝2、C＝3、B＝4、A＝5、EX＝6」となっています。
・スキル効果
ステータスやスキルによって得られる、ダイス判定プラス以外の効果のことです。
基本的には「達成値マイナス」「達成値マイナス打ち消し」「ダメージ増加」「ダメージ軽減」の4つを指します。
・達成値マイナス
対決時、対象の判定後、最終的な達成値を指定された点数だけ減少させる効果。達成値マイナスには「肉体的」「魔力的」「精神的」「技量的」「感覚的」の5つの属性があり、それぞれスキルや追加効果によってこの内のどれかの属性が付与されています。
・[ダメージ増加]
攻撃時に組み合わせることで[スキルレベル]点ダメージを増加させることができます。
・[ダメージ軽減]
オートアクションで使用する。[スキルレベル]点、ダメージを軽減できます。
・取得FP
そのスキルのスキルレベルを1上昇させるために消費する必要があるFPの点数。マイナスなら逆に取得できるFPの点数になる。
・装備
通常装備、礼装、宝具の総称。
・アイテム
通常装備、礼装、宝具以外の財産ポイントや常備化ポイントで取得するものの総称。
・白兵攻撃
自分が前衛にいる時に、相手の前衛に対して白兵武器または両用武器を用いて行う攻撃。
・射撃攻撃
射撃武器による全ての攻撃。
自分が前衛にいる時に、相手の後衛に対して両用武器を用いて行う攻撃。
自分が後衛にいる時に、両用武器を用いて行う攻撃の3つを指して使う。
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