判定


 判定とは、行動が成功したか失敗したかを決める際に使用するルールです。
 判定の種類は以下の通りです。

▼ステータス判定

 ステータスで判定する際のダイス判定プラスは以下の通りです。

 E=2an1 D=4an2 C=6an3 B=8an4 A=10an5 EX=14an6=達成値14

▼スキル判定

 スキルで判定する際のダイス判定プラスは以下の通りです。

  E=1an1 D=2an2 C=3an3 B=4an4 A=5an5 EX=7an6=達成値7

▼ランク判定

 ステータスにもスキルにも当てはまりそうにない判定の場合、ランク判定を行います。
 ランク判定をする際のダイス判定プラスは以下の通りです。

 ランク1=2an1 ランク2=4an2 ランク3=6an3 ランク4=8an4 ランク5=10an5 ランク6=12an5
 ランク7=2an1 ランク8=4an2 ランク9=6an3 ランク10=8an4 ランク11=10an5 ランク12=12an5


▼組み合わせ判定

 セッション中に行う判定の殆どはこの組み合わせ判定です。
 判定の際、使用するステータスとスキル、アイテムを宣言し、それらのダイス判定プラスを合計して判定が可能です。

例:アーチャーくんは敵対対象を銃で攻撃することにしました。アーチャーくんは狙撃に使えそうなスキルとして、「敏捷:B」「投擲・銃:C」「千里眼:A」を持っています。これらすべてを組み合わせて判定することにしました。
 この場合、  「敏捷:B」が「8an4」。「投擲・銃:C」が「3an3」。「千里眼:A」が「5an5」となりますので、
 8an4+3an3+5an5 
 となります。判定の結果、
 「3,4,5,6,4,5,1,4」+「1,1,1」+「2,3,2,1,5」
 となりましたので、達成値は、
 「5」+「3」+「5」=13
 となります。敵対対象は、回避判定で達成値13以上を出さなければ、銃弾が命中することになります!



▼対抗判定

 2人以上のキャラクターが対抗して判定する際には対抗判定を行います。
 対抗判定の場合、お互いの判定達成値が難易度となります。ようは達成値の高いほうが勝利し、行動が成功するわけです。
 双方ともに達成値が同じであった場合、相性優位を持つほうが勝ち、相性劣位を持つほうが負けます。
 相性優劣もない場合は、1d6をふり高いほうが勝ちます。

▼相性

 例えば竜殺しの逸話を持つ英霊は、竜属性の英霊に対して有利になるはずです。それを表すのが相性のルールです。
 例で言えば、竜殺しの英霊と竜属性の英霊が対抗判定をした場合、竜殺しの英霊には相性優位が。竜属性の英霊には相性劣位が発生します。
 相性優位のキャラクターは、対抗判定で引き分けた際に勝利することができます。
 逆に相性劣位のキャラクターは、対抗判定で引き分けた際に敗北してしまいます。

▼ラック

 キャラクターは幸運のステータスレベルと同じ数値分、ラックを持っています。
 ラックは1ポイント消費する度に、判定で失敗した全てのダイスを振り直し、成功を達成値に加えます。
 また幾つかの追加効果を打ち消す際にも消費します。
 消費したラックは1日終了時に最大値まで回復します。

▼「+」

 ステータスやスキルには、「敏捷:A++」「無窮の武練:C+++」のように「+」をつけることができます。
 「+」を使用すると、「+」1つにつきそのステータスやスキルによるダイス判定プラスとスキル効果が倍になります。
 上記の例で行けば、「敏捷:A++」の「+」を全て使用した場合、「30an5」のダイス判定プラスに。
 「無窮の武練:C+++」の「+」を全て使用した場合、「12an3」のダイス判定プラスと、「12」点の達成値マイナス打ち消しを得ることができます。

 「+」を1つつけるのに必要なFPは、「つけるステータスやスキルを1レベル上げるのに必要なFP÷2」点です。
 「+」は、1つのステータスに2つ、1つのスキルに3つまでしかつけることができません。
 つけた「+」は取得時、下記の2つの条件のうち1つを選び、それを満たした際に効果を発揮します。

◆増加するダイス判定プラス、スキル効果点だけMPあるいはHPを消費する。
 MPあるいはHPを消費できない場合は、「+」を使用することはできません。
 例の「無休の武練:C+++」のように消費で使用できる「+」が複数ある場合、3点消費で1つだけ使用する、6点消費で2つだけ使用するなど、一部だけの使用も可能です。

◆「+」取得時に指定した条件を満たす。
 月が出ている。対象が女性などの特定条件を「+」取得時に設定し、その条件を満たした際に自動的に「+」が使用されます。
 この際の条件は、使用できる状況が半分以下でなければなりません。条件をGMに提示し、許可を得てください。


▼「-」

 ステータスやスキルには、「幸運:C--」や「騎乗:A---」のように「-」をつけることができます。
 「-」のついたステータスやスキルは、条件を満たさない限り、ダイス判定プラスとスキル効果が「(付いている「-」の個数+1)分の1」になります。
 「-」を1つつけて得られるFPは、「つけるステータスやスキルを1レベル上げるのに必要なFP÷2」点です。
 「-」は、1つのステータスに2つ、1つのスキルに3つまでしかつけることができません。
 つけた「-」は取得時、下記の2つの条件のうち1つを選び、それを満たした際に減少を防ぐことができます。

◆減少しているダイス判定プラス、スキル効果点だけMPあるいはHPを消費する。
 MPあるいはHPを消費できない場合は、減少を防ぐことはできません。
 例の「騎乗:A---」のように消費で使用できる「-」が複数ある場合、1つ分だけ減少を防ぐなどの、一部だけの使用も可能です。

◆「-」取得時に指定した条件を満たす。
 月が出ている。対象が女性などの特定条件を「-」取得時に設定し、その条件を満たした際に自動的に現象を防ぐことができます。
 この際の条件は、使用できる状況が半分以下でなければなりません。条件をGMに提示し、許可を得てください。


▼手加減

 算出された達成値は、判定者が任意で好きなだけ減少させても構いません。ただし0以下にはできません。


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