マスターランク一覧


 以下の単語がランクを説明する文章中に出た場合、説明に沿ってキャラクターを作成・運用してください。

・「○○が求められる」
 指定された内容に沿った行動を求められ、違反が目立つとGMの判断で任意にペナルティとして不利なイベントが発生します。
・「ほぼ必須」
 指定スキルの取得を義務付けられます。
 ただし、ほかに特殊な設定がある時はGMと要相談でGMの許可が出れば取得しなくても良いとします。
・「マイナススキル取得を効果半減で義務付けます。」
 指定されたマイナススキルの取得を義務付けられます。また指定スキルの取得FPが半減します。
 指定を満たすマイナススキルを複数取得している場合、その中で最も取得FPの多いものが半減します。
・「このランクは失われます。」
 特定の条件でランクが失われ、ランクダウン=弱体化してしまいます。
 ランクダウンした場合、基本はキャラクターデータを失ったFPに合わせ再調整してください。
 また、GMが許可する場合、マイナススキルを取得する事で失ったFPを補填するか、別のランクを代わりに取得する事で補ってもよいとします。
・「魔術に関する守秘義務が求められます。」
 魔術や神秘をそれを知らない一般人の目に晒さない。また、そう言った情報が漏えいしそうになったら暗示や洗脳や口封じを含め情報操作をして秘密にする義務があります。
・「教義に従う事」
 聖堂教会が属するキリスト教系の教義に従う事。また、聖堂教会という組織に忠実に、さらに異端や化物や異教徒の類には、魔術協会との休戦状態等の状況を前提とした上で敵対する事が義務付けられます。
・「取得可能です」
 指定スキルの取得が可能、推奨されます。
 このランクがなければそれらのスキルが取得できないわけではありません。



「秘密(自)」 自分自身が知らない何か特殊な要素が存在します。
 初期に一定のFPを「??」スキルに割り振る事が義務付けられる。秘密が明らかになった場合、このランクそのものが別のランクに変化する可能性があります。
「秘密(他)」 自分は知っているが他人に対して隠さねばならない秘密を持っています。
 秘密が他者にばれた時、GMが任意でペナルティとして不利なイベントを起します。ランクレベルが失われるとしても構いませんし、
 失われた後別のランクレベルに変化する場合もありますが、GMはかなり特別な事情がない限り、許可すべきではありません。
「人外」 人間以外の存在です。
 「死徒」や「ホムンクルス」等、それを表すスキルの取得が義務付けられます。
「巻き込まれ」 魔術の事をろくに知りもしないのに聖杯戦争に巻き込まれたことを示します。
 以下の制限が課せられます。
  ・魔術的な社会判定への財産ポイント、常備化ポイントの取得、使用禁止。
  ・魔術的な知識判定への財産ポイント、常備化ポイントの達成値上昇アイテムの取得禁止。
  ・魔術に関する「業界知識」「分野知識」スキルの取得禁止。
「うっかり」 肝心な所で大ミスをする体質です。
 1回の聖杯戦争につき1回、GMは「そうしたほうが話が面白くなる」任意のタイミングでこのランクを持つキャラクターの1回の判定を完全失敗に出来ます。
「ボス属性」 NPC専用のランク。強大なボスキャラクターとなりうる存在であることを示します。
 GMは想定する最後・最大の相手にしかこのランクを取得させてはいけません。
 また、話の展開的にルート次第でボスになりうるキャラクターが複数存在する場合、複数のキャラクターにこの属性を賦与しても構いません。
 話の都合急遽ボスになるなどしたキャラクターに、緊急処置として追加賦与する事も不可能ではないとします。(但し出来ればそうならないようにGMは配慮すべきです)。
「ツンデレ」 好意に素直になれない性格です。
 反応修正が+4より上になるまで、相手にツンデレとしてツンな反応をするキャラクター演出をしなければいけません。GMは、相性修正は上がり難いが上がる時は大きいと言う風に動かさなければいけません。
「長」 魔術師の家や、何らかの組織の長である。
 但し、実際に長として実権を握っていなければ取得できません(形式上隠居はしているが未だ先代が実権を握っている場合など)。
 家や組織が没落していない場合、社会ステータスをステータスの中で一番低いステータスに出来ません。
 逆に没落している時は、社会ステータスを一番低くしなければいけません。
「聖杯」 「小聖杯を所持している」「小聖杯としての能力を有している」「小聖杯が存在しないタイプの聖杯の場合、聖杯に関係する何らかの特殊な能力を持っている」のうちどれかを表すランクです。
 この事を他のマスターに知られると、確保しようと狙われる事になるでしょう。
「使命」 自分以外の者から命じられた使命で聖杯戦争への参加を義務付けられています。
 使命に対して何らかの解決を得ない事には、聖杯の使用やエンディングが、例え勝ち残っても不味い事になるでしょう。
「外道」 余りに非道い目的か手段かで、外道として世間一般には嫌われています。
 極親しい者以外とは協力関係を構築できず、外道ぶりと方向性が合わないサーヴァントとの相性が-4されます。但し外道ぶりの方向性が合うサーヴァントの場合相性が+2されます。
「悲惨」 方向性は様々ですが、悲惨で無残で悲劇的な運命を背負っています。それは聖杯でもどうしようがないものです。どうしようもないというか、他に叶えたい願いがあるから悲惨な自分は二の次にするしかないというか。
 このランクを持つキャラクターは仮に勝ち残ってもエンディングは悲劇である事が確定します。
「不仲」 サーヴァントとの縁に恵まれず不仲になる宿命にあります。
 性格属性的に相性の悪いサーヴァントしか召喚出来ず、そのサーヴァントとも譲れない信念の食い違いなどどうしても関係が改善出来ず、相性が通常の-6を超えた-8で固定となります。
「凡人」 特別な才能を持たない凡人です。ステータスに一部突出するものがありません。
 ステータスの最高と最低の差が+-2以内にせねばならなくなり、有用な独自・オリジナルスキルは取得できません。他のスキルに関しても、凡人的に取得して問題ないものかGMの許可が必要です。
「犯罪者」 犯罪者として社会から追われています。
 NPCの警察官トループに攻撃を受けたり、聖杯戦争中も犯罪行為を続行している時、監督役からペナルティを与えられたりと、GMが任意に不利なイベントを起してきます。
「ヘタレ」 能力としての精神的耐久力とかそういうのとは別に、判断基準的に微妙にヘタレています。
 行動を選択する時、大胆な行動を取る時ににランクレベル判定を判定ダイス数を半分にして行い、達成値1以上を出す必要があります。失敗すると、より安全を優先した方法を選択してしまいます。
「記憶喪失」 記憶を失っていて、色々な知識や技能を使えません。
 「成長性」系以外のスキルを取得できないか、取得しているスキル全てに取得条件か取得リスク(詳細は<スキル>を参照)をGMの定める形でかけなければいけません。
「特殊存在」 超能力や魔眼等の魔術以外の異能が使えます。
 それら特殊なスキルの取得が義務づけられ、またそのスキルに関係し、GMが指定する時にはマイナススキルや取得リスクを取得義務付けされることがあります。
「エリート」 特定の分野ではエリートと呼ばれ持て囃されている。
 どの分野か指定する事。指定分野に関係するステータスかスキルを最低でも何か一つスキルレベルB以上で取得しなければなりません。足りない場合マイナススキルを取得してでもこの条件は満たさなければなりません。
「被害者」 魔術や聖杯戦争に絡む事で被害を受けた過去がある。
 聖杯か魔術に起因するマイナススキル取得を効果半減で義務付けます。
「ヤンデレ」 指定した誰かに対してヤンデレしなければなりません、
 指定対象はエキストラでも他マスターでもサーヴァントでも可とします。
 ヤンデレを受け入れられないサーヴァントや他マスターとの相性が-3となり、ヤンデレであると他者に知られるとそれにより人間関係の悪化などGMが任意に不利なイベントを起せます。
 ヤンデレの対象が失われた場合、死後の相手になおも執着し続ける場合保持され、そうでない場合は失われるか、GMが許可する場合別のランクに変化させることになります。
「アンバランス」 特定の観念、行動パターン、思想に凝り固まってしまっています。
 その内容を設定する事。それを受け入れられないサーヴァントや他マスターとの相性が-3となり、アンバランスであると他者に知られるとそれにより人間関係の悪化などGMが任意に不利なイベントを起せます。
「駄目っ子」 本来もっと出来る奴の筈なのですが、どうも精神的足腰が貧弱で己の真価を生かし切れていません。
 精神的マイナススキル取得を効果半減で義務付けます。また、劇中必ず任意の機会任意の回数でGMはそこをついてくるものとします。
「継戦者」 前回の聖杯戦争に参加した事のある、聖杯戦争に熟練した参加者です。
 但し、聖杯戦争は聖杯によっては60年周期で行われる等、設定に関してGMの指定に対応する義務があります。
「殺し愛」 愛に近い程濃厚な殺意を持っているのか、愛しているからこそ殺したいのか。どうしても自分で殺さなければならないNPCがいます。
 その対象を殺し終えてしまう、あるいは自分で殺す前に他者に殺されてしまうと、このランクは失われますが、GMが許可する場合別のランクに変更してもかまいません。
「守りたい人」 守りたい、守らねばならないものがある。それは無力で、貴方の庇護を必要としている。守らねばならないエキストラが存在する。
 守りきれず死なせてしまうと、このランクは失われます。GMが許可すれば失われる代わりに復讐者に変更しても構いません。
 尚、聖杯戦争の途中で守らねばならないと思う相手を見つけた場合、途中でのこのランクの追加取得がありかはGMの任意とします。
「変人」 大層奇妙奇天烈な性格性質の人物です。そのようにプレイヤー乃至GMは演じなければなりません。
 変人性と相性の悪いサーヴァントとの相性マイナスが発生する機会が多くなり、人間関係上の問題などからGMが任意に不利なイベントを起せます。
「慢心」 貴方はどうしようもなく傲慢で自信過剰で慢心しており、それに行動パターンが影響を受けている。
 マイナススキル「慢心」を内容を取得した上でBランク以上、取得FP半減での取得を義務付けます。
「悪癖」 相手をいたぶり苦しませてから殺そうとしてしまう、聖杯戦争の最中だというのに金銭と言う些細な事につい拘る守銭奴であるなど、貴方には行動パターンを左右する程の好ましからざる悪癖が存在する。
 マイナススキル「悪癖・○○」を内容を取得した上でBランク以上、取得FP半減での取得を義務付けます。但し、悪癖判定の目標値は、半減する前のFPを元に計算するものとします。
「執行者」 魔術協会の執行者あるいは執行を請け負うフリーランスの魔術師・魔術使いです。
 魔術スキルと戦闘系の何らかのスキルの取得がほぼ必須です。また、魔術に関する守秘義務が求められます。
「時計塔」 魔術協会の一派、時計塔の魔術師です。
 魔術スキルの取得がほぼ必須です。また、魔術に関する守秘義務が求められます。
「彷徨海」 魔術協会の一派、彷徨海の魔術師です。
 魔術スキルと肉体改造を派閥の特徴とする故の何らかの異形異能系スキルの取得がほぼ必須です。また、魔術に関する守秘義務が求められます。
「アトラス院」 魔術協会の一派、アトラス院の魔術師(錬金術師)です。
 魔術スキル、道具作成スキル、分割思考スキルの取得がほぼ必須です。また、魔術に関する守秘義務が求められます。加えて、魔術スキルにおいて攻撃魔術をほぼ取得できません。
「代行者」 聖堂教会の代行者です。
 魔術・洗礼詠唱スキルの取得がほぼ必須です。また、教義に従う事と魔術に関する守秘義務が求められます。
「監督役」 聖堂教会から聖杯戦争を安全に行うために派遣される中立の監督役です。
 魔術・洗礼詠唱スキルの取得がほぼ必須です。また、教義に従う事と魔術に関する守秘義務、監督役として中立を守り敗退者の保護や魔術守秘義務違反者への制裁等の義務を果たす事が求められます。もしくは実は非中立である事を隠す必要があります。
 実は非中立である場合、ばれると怒った他の参加者に袋叩きを食らう等のペナルティがGMの任意で発生します。
「戦士」 軍人や傭兵、代行者や執行者とは違う魔術・教会関係の戦闘者であるなどを表します(「元」軍人等も含みます)。
 戦闘系のスキルの取得が必須です。
「暗殺者」 フリーランス、特定組織に所属を問わず、暗殺者やスパイの類、場合によっては殺人鬼である事も含み表します(「元」暗殺者等も含みます)。
 気配遮断かそれに相当するスキルと戦闘スキルの必須が必須です。
「絶対の願い」 何が何でも聖杯を手に入れなければならない理由があり、それを得る為には他のすべてを顧みず、このキャラクターはその点においては妥協が出来ません。
 どれ程友情を結んだ他チームでも、最後の二組となれば戦うことを選択するでしょうし、性格属性によっては積極的な「魂食らい」等手段を選ばないかも知れません。サーヴァントを失っても、他人のサーヴァントを危険を冒してでも奪おうとするなどして戦争を続行しようとするでしょう。
 このランクを持つキャラクターはそのように動かねばならず、その極端さに対する他者の恐れから起こる不利なイベントをGMに起こされる可能性があります。
「復讐者」 特定の対象、相手に復讐を誓っている。
 復讐対象への攻撃に行動が固定され、復讐を達成するか諦めるとこのランクは失われるかGMが許可する場合別のランクに変化する。
「封印指定」 継承不能な一代限りの異能を有しており、魔術組織から封印し保存する指定を受け逃走中である。
 何らかのオリジナルスキルか、それに相応する特殊なスキルの組み合わせを可能とするデータをGMの許可を受けた上で取得する必要がある。聖杯戦争に関係ない魔術師NPCに攻撃を受けたり、聖杯戦争参加者のほかの魔術師に優先的に攻撃を受けるなど、GMが任意に不利なイベントを起してきます。
「山育ち」 現代人でありながら現代文明から隔絶された環境で育ち、それによって鍛え抜かれた身体能力を持つ。
 スキル・野生の取得が可能となり、悪癖・文明嫌いか、弱点・機械音痴の取得が推奨されます。
 ただし早くに野生環境から脱したというのであれば、取得しなくてもOKとしますが、その分野生スキルを取得する場合低めに抑えるようGMはその場合裁定してもOKとします。

 他、これらに当て嵌まらない特徴であるが、これらに相当するランクとして数えられるべきではないかというものがある場合、GMに相談し、オリジナルのランクとして認めるか裁定を受けてください。
 GMはランクに値すると思った場合、他の既存のランクを参考にそのランクの追加効果を決定してください。


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