通常装備

　この項目では、宝具や礼装以外の普通の装備品、通常装備について記述します。

▼通常装備

　通常装備は、[装備ポイント]を消費することで取得することができます。
　常備化ポイントで取得されるこれら装備は、基本的に非魔術的なもの、「魔力の関係しない物理的なダメージ」として扱われ、マスターやトループやエキストラには通用しますがサーヴァントには「魔術」スキルと組みあわせて判定しなければ通用しません。
　（詳細は＜スキル詳細一覧＞の魔術の項目を参照願います）

　サーヴァントの場合は、[装備ポイント]の代わりに[最大MP]を減らすことで、英霊通常装備として取得することができます。
（詳しくはページ下部▼英霊通常装備をご参照ください）

▼通常装備の種類区分・発動区分・対象区分

　通常装備には種類区分として「武器」「防具」「乗騎」があります。また、通常装備の発動区分と対象区分は「常時」「対人」で固定です。
　種類区分の更に細かい内訳は、次の項目を参照してください。

▼通常装備の取得

　通常装備も、ステータス等と同じくE～EXのランクレベルが存在します。
　[装備ポイント]を1点消費するごとに通常装備ランクレベルを1上昇させることができます。
　通常装備には各々に装備制限があります。詳しくは後述の種類区分内訳をご参照ください。

▼通常装備の種類区分内訳

▽武器

　攻撃時に使用し、射程やダメージを増加させるもの。
　装備可能武器＝ランクレベルが、その武器を使用することができるステータスレベル以下
（つまり肉体を使った戦闘用の白兵・射撃・両用武器は筋力か敏捷、魔術武器は魔力）
白兵武器攻撃力：＋ランクレベル点。
　自分が前衛に居る時、相手の前衛に対してのみ使用可能です。
　この「自分が前衛にいる時の相手の前衛に対する攻撃」を白兵攻撃と呼称します。
射撃武器攻撃力：＋ランクレベル点。
　自分が前衛に居る時でも後衛に居る時でも、相手の前衛にも後衛にも攻撃可能です。
　装備している武器が射撃武器のみの場合、白兵攻撃に対する防御判定に[ランクレベル÷2]点の達成値ペナルティを受ける。
両用武器攻撃力：＋ランクレベル÷2(端数切下)
　この装備は攻撃力0以下での取得が不可能です。
　自分が前衛に居る時でも後衛に居る時でも、相手の前衛にも後衛にも攻撃可能です。
魔術武器攻撃力：表参照
　魔術による攻撃に使用することで、攻撃力だけダメージを上昇させます。魔術武器には通常武器と同じく3つの種類があります。
白兵武器攻撃力：＋ランクレベル点。
　自分が前衛に居る時、相手の前衛に対してのみ使用可能です。
　この「自分が前衛にいる時の相手の前衛に対する攻撃」を白兵攻撃と呼称します。
射撃武器攻撃力：＋ランクレベル点。
　自分が前衛に居る時でも後衛に居る時でも、相手の前衛にも後衛にも攻撃可能です。
　装備している武器が射撃武器のみの場合、白兵攻撃に対する防御判定に[ランクレベル÷2]点の達成値ペナルティを受ける。
両用武器攻撃力：＋ランクレベル÷2(端数切下)
　この装備は攻撃力0以下での取得が不可能です。
　自分が前衛に居る時でも後衛に居る時でも、相手の前衛にも後衛にも攻撃可能です。
　ちなみに武器を装備していない状態の攻撃は攻撃力０の素手攻撃として扱われます。
　（手に限定されてではなく、蹴りや頭突きも含む生身の肉体によるという意味で）
　またこの素手による攻撃は他の武器を装備していても行う事が出来るとします。
　尚、射撃武器を装備することによるマイナスは、何らかの手段で他に白兵武器を装備した場合、消えるものとします（多数の腕があるだの、独立駆動する武器だの）。

▽防具

　ダメージを受けた際、防護点だけダメージを減少させる装備です。
　装備可能防具のランクレベルは以下の通りです。
　　対物防具：筋力ステータスor耐久ステータスレベル点まで。
　　対魔防具：魔力ステータスレベル点まで。
　　両用防具：筋力or耐久ステータスレベル点か魔力ステータスレベル点の低いほうまで。
対物防具防護点：＋ランクレベル点。
　但し、「魔力の関係しない物理的なダメージ」に対してしか効果がありません。
対魔防具防護点：＋ランクレベル点。
　但し、「魔力の関係する魔術的なダメージ」に対してしか効果がありません
両用防具防護点：＋[ランクレベル÷２(端数切上)]点。
　但し、魔力の関係するしないに関わらず、効果を発揮します

▽乗騎

　装備することでIVが増加し、騎乗スキルを使用可能になる装備です。
　装備中は共通して「騎乗」スキルの効果を受け、また種類によって移動や離脱、回避等の敏捷ステータス判定を他のステータスで可能になる可能性があります。
　装備可能乗騎＝騎乗スキルレベル以下のもの
白兵乗騎IV：＋ランクレベル÷2
　また同時に攻撃力：＋ランクレベル÷２(端数切上)の白兵武器として扱う。
射撃乗騎IV：＋ランクレベル÷2
　また同時に攻撃力：＋ランクレベル÷２(端数切上)の射撃武器として扱う。
両用乗騎IV：＋ランクレベル÷2
　また同時に攻撃力：＋ランクレベル÷4(端数切捨)の両用武器として扱う。
機動乗騎IV：＋ランクレベル
　この乗騎を装備していても「乗騎を利用した攻撃」は行えず、騎乗スキルによるダイス判定プラスを攻撃時に得られません。

　また全ての乗騎には以下の改造を施すことができます。
装甲乗騎　攻撃力とＩＶ修正を任意の点数減少させる。減少させた点数をランクレベルとして、対物防具、対魔防具、両用防具として扱える。

　尚、ひとつの乗騎に装備しているキャラクター以外のキャラクターが同乗できるかどうか、出来る場合何人までが同乗可能かは設定をかんがみてＧＭが裁定するものとします。
　また同乗しているとき、乗騎の効果を操縦者以外のキャラクターが受けられるかどうかは、下記の2例を基本として、状況や設定を見てＧＭ裁定で決定してください。
１．　同乗している者も乗騎レベルと同等以上の騎乗（嵐の航海者等を含む）スキルを持っている。
（持っていない場合でも、乗騎の効果を得ない騎乗スキルが乗騎のレベルに足りないことによるマイナスの修正は受けない、但し、乗騎によるＩＶなどへの修正を受けることを選択して、あえて騎乗レベルが足りないことによる達成値マイナスを受けるとしてもいい）
２．　乗騎が船あるいはそれに類する存在である場合、乗騎を装備しているものが『嵐の航海者』スキルを乗騎レベルと同等以上に持っている。


▽例外処理

　通常装備のうち電子的コントロールや多人数での操縦が行われるものは社会ステータスを敏捷ステータスの変わりに使用可能。
　礼装で取得しているものとＭＰを「常時消費（詳細は後述）」で取得しているものは魔力でも可能。
　宝具で取得している場合は任意のステータスで可能となり、
　それ以外（通常装備で電子的コントロールや多人数での操縦を行わないもの）はこの効果は得られません。


▼英霊通常装備

　宝具でも礼装でもない装備をサーヴァントが欲する場合、「英霊通常装備」を取得することが可能です。
　英霊通常装備は、基本的に通常装備のルールと同じ形で取得しますが、４つの点が違います。
1）装備ポイントではなく最大MPを消費する。
　英霊通常装備は装備ポイントを使用しません。代わりに装備中、常時消費するMPを設定し、そのMP＝装備ポイントとしてデータを作成します。
2）英霊通常装備はサーヴァントにも通じる。
　英霊通常装備の武器は「魔力の関係しない物理的なダメージ」ではなく魔術的なダメージ（「対魔力」スキルの効果を受けない意味での魔術的ダメージ）として扱われ、サーヴァントにダメージを与える事が出来ます。
3）防具は「英霊通常防具」のみ取得できる。
　英霊通常装備の防具は以下の英霊通常防具のみ取得可能です。
英霊通常防具防護点：＋ランクレベル点。
　魔力の関係するしないに関わらず、効果を発揮します
4）装備が消失した場合でも1ターン行動を消費することで再取得できる。
　英霊通常装備が失われた場合、行動を消費して、同データで再取得が可能です。
　また、いわゆるアイテムに類するものも、このルールでＭＰ＝常備化Ｐとして取得してよいものとします。但し、この場合消費できるＭＰは最大で「ランクレベル÷２点か宝具ステータス点の大きなほう」とします。
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