白魔術

◆攻撃魔術
《浄化炎(メキド・フレア)》
タイミング:メジャー必要知力基本値:4
【攻撃力】:<白>3d6+50防護点:無効目標値:8
対象:範囲(中)/起点射程:20mコスト:6
効果のあるもの:アンデッドアレンジ:
効果:
 アンデッドには[ダメージ]を与える[魔術攻撃]として扱う。
 生物にかけた場合、気分的要因による[マヒ][狼狽]を解除する。
 
 破邪の一種で、悪霊などを浄化する術。
 アンデッド系にはダメージを与える。
 通常の生物に使うと、気分を落ち着かせる鎮静効果をもつ。
《浄化結界(ホーリィ・ブレス)》
タイミング:メジャー必要知力基本値:7
【攻撃力】:<白>5d6+65防護点:無効目標値:12
対象:中心範囲射程:街1つ分くらい。コスト:10
効果のあるもの:アンデッドアレンジ:
効果:
 この呪文の[魔術判定]は、2回行い、達成値の高い方を選ぶことが出来る。
 1日1回までしか使用できない。
 
 術者の一帯の低級霊を浄化する術。その効果範囲は、小さな街一つ分。
 ゾンビなどのアンデッドは浄化するが、人間にはまったく無害。
 ただし魔力の消費が激しく、一日一回ぐらいしか使えない。

◆防御魔術
《崩魔陣(フロウ・ブレイク)》
タイミング:メジャー必要知力基本値:8
【攻撃力】:なし防護点:-目標値:12
対象:中心範囲射程:30mコスト:9
効果のあるもの:白魔術以外の魔術アレンジ:
効果:
 現在効果を発揮している[呪文]を打ち消し、さらに[ラウンド終了フェイズ]まで[白魔術]以外の[呪文]を使用不能にする。
 
 地面に魔力で大きな六芒星を描き、辺りの魔力を打ち消す術。
 白魔術以外の呪文は、正常の力の流れを歪ませてエネルギーを得ているため、その流れを正常化することによって、魔力を中和する。
 魔力の結界を破るときにも使われるが、味方の呪文も打ち消すおそれがあるので注意が必要。
《霊光壁(ヴァス・グルード)》
タイミング:いつでも必要知力基本値:5
【攻撃力】:なし防護点:-目標値:11
対象:自身射程:至近コスト:4
効果のあるもの:[魔術攻撃]アレンジ:
効果:
 [魔術攻撃]や魔力的な攻撃の対象となった際に使用できる。その攻撃に対する[回避判定]を[魔術判定]で行える。
 
 全ての魔術に有効な、小さな盾ほどの魔力障壁を生み出す術。
 詠唱時間もそう長くはなく、使いやすい。
《誘蛾弾(モス・ヴァリム)》
タイミング:メジャー必要知力基本値:5
【攻撃力】:なし防護点:-目標値:12
対象:起点射程:30mコスト:5
効果のあるもの:<火>属性の攻撃アレンジ:防御
効果:
 [白い球]を召喚する。この[白い球]は召喚されてから一番最初の<火>属性の攻撃を打ち消して消滅する。
 
 炎に向かっていく白い球を生み出す術。球は不規則な軌道を描きつつ、炎に当たるとその炎を消し去る。
 ただし、消し去る炎が選べないので、味方が出した炎も消してしまう。
 消火用呪文である消化弾(エクストボール)の改造版であり、炎系列の魔法には効果を発揮する。

◆便利魔術
《明り(ライティング)》
タイミング:メジャー必要知力基本値:2
【攻撃力】:なし防護点:-目標値:4
対象:起点射程:5mコスト:3
効果のあるもの:生物アレンジ:その他
効果:
 対象地点に「(【知力】+【ソーサラー技能】or【セージ技能】)×20」分間、松明よりも明るいくらいの明かりを生み出す。
[追加効果(必須:《スペルアレンジ:その他》]
 「タイミング:メジャー、対象:中心範囲、射程:10m」
 「効果:対象と[魔術判定]と[回避判定]の対決判定を行い、勝利した場合、対象に[狼狽]を与える。」
 で使用できる。

 文字通り明かりを生み出す術。魔力の光なので水の中でも有効。
 持続時間は普通2.3時間だが、効果時間と光量は反比例するので、呪文などである程度コントロールすることができ、持続時間をゼロにすると、強力なフラッシュのように使用できる。
 通常は、呪文を唱えながら開いた両手の間に光の球を生み出すのだが、この動作を省略することもできる。
《消化弾(エクストボール)》
タイミング:メジャー必要知力基本値:5
【攻撃力】:なし防護点:-目標値:8
対象:範囲(小)/射撃射程:20mコスト:5
効果のあるもの:アレンジ:
効果:
 範囲内の炎を消す。
 
 火事消火用の術。
 これを使う者がいるのといないのとでは、時間に5倍の差があるというが、さすがにこれ1発では広域の火災を消し止めることはできない。
 水を生み出すものではないらしい。
《霊縛符(ラファス・シード)》
タイミング:メジャー必要知力基本値:6
【攻撃力】:なし防護点:無効目標値:10
対象:起点射程:至近コスト:15
効果のあるもの:生物アレンジ:
効果:
 [魔術攻撃]を行う。命中した場合、[ダメージ]の代わりに対象を[硬直]状態にする。この[硬直]は会話も不可能。
 
 巫女などが使う、相手を動けなくする術。
 影縛り(シャドウ・スナップ)と違うのは、しゃべることもできなくなることと、影を使用しないこと。
 効果は小1時間ほど続く。
《眠り(スリーピング)》
タイミング:メジャー必要知力基本値:2
【攻撃力】:なし防護点:無効目標値:11
対象:範囲(中)/起点射程:20mコスト:6
効果のあるもの:生物アレンジ:
効果:
 [魔術攻撃]を行う。この攻撃では[回避判定]ではなく[抵抗判定]で対決する。
 命中した場合、対象を[爆睡]状態にする。
 興奮状態(戦闘中など)の対象には効果が無い。
 
 辺りの者を眠らせる術。効果は半日ほど続く。
 この術をかけられると、ドラゴンが吠えようが泣き女(パンシー)が笑おうが絶対起きない。
 ただし、精神が極度に高ぶっている相手には効果がないため、戦闘に突入すると役に立たなくなる。
 悪用可能な術のため、魔導師協会ではこの呪文を教えることはなく、自身で組み立てる必要がある。
《封錠(ロック)》
タイミング:メジャー必要知力基本値:2
【攻撃力】:なし防護点:無効目標値:11
対象:起点射程:至近コスト:5
効果のあるもの:アレンジ:
効果:
 解除[目標値]「【知力】+【ソーサラー技能】or【セージ技能】+7」の魔法の鍵をかける。《封除(アンロック)》以外で開けることはできない。
 
 扉などに鍵をかける術。鍵穴などは必要ない。
 ただし、この術は強度を上げるわけではないので、扉を破壊されれば無意味である。
 悪事に利用されることが多いため、この術は人に教えることは禁止されている。
《封除(アンロック)》
タイミング:メジャー必要知力基本値:2
【攻撃力】:なし防護点:無効目標値:14
対象:起点射程:至近コスト:5
効果のあるもの:アレンジ:
効果:
 鍵を開ける。
 
 カギのかかった扉などを開けることができる術。
 封錠(ロック)で閉ざされた扉をも開くことができる。
 悪事に利用されることが多いため、この術は人に教えることは禁止されている。
《破邪封呪(ルーンブレイカー)》
タイミング:メジャー必要知力基本値:2
【攻撃力】:なし防護点:-目標値:14
対象:効果参照射程:効果参照コスト:100000
効果のあるもの:魔術、魔力アレンジ:
効果:
 五芒星内の白魔術以外の[呪文]や魔力的な特技や攻撃の効果を減少させる。
 減少させる数値は「五芒星の面積÷10ヘクタール」点である。
 
 北を頂点とした破邪の五芒星内の魔力干渉を弱める術。
 術者の力量ではなく魔方陣の総面積に威力が比例する。
《スリーピングで寝ている人を起こす術》
タイミング:メジャー必要知力基本値:4
【攻撃力】:防護点:無効目標値:16
対象:起点射程:至近コスト:6
効果のあるもの:生物アレンジ:
効果:
 対象の[爆睡]状態を解除する。
 
 通常の方法では起きない人を起こす術。
《弦操呪牙(カオス・ストリング)》
タイミング:メジャー必要知力基本値:6
【攻撃力】:なし防護点:-目標値:16
対象:射程:コスト:
効果のあるもの:糸、紐、弦アレンジ:
効果:
 糸や紐、ロープ、鋼糸などの細長く、軽いものを操ることができる。
 
 元は土木工事用の術で、手に集めた魔力の糸で、普通の糸などをからめ取る術。
 からめ取った糸は、術者によってはある程度自由に扱える。
 からめ取る物が大きくなると、術の制御ができなくなる。

◆回復魔術
《治癒(リカバリィ)》
タイミング:メジャー必要知力基本値:2
【攻撃力】:<白>2d6+10防護点:無効目標値:6
対象:起点射程:至近コスト:5
効果のあるもの:生物アレンジ:その他
効果:
 対象の【HP】を【攻撃力】点回復させる。[戦闘不能]状態の対象にかけた場合、対象は[死亡]する。
[追加効果(必須:《スペルアレンジ:その他》]
 「タイミング:マイナー」
 「効果:あなたが次に行う[素手]による[武器攻撃]が命中した際、対象に「対象の【最大HP】−対象の【HP】」点の[ダメージ]を与える」
 で使用できる。
 
 かけた相手の肉体的・霊的な自己回復のスピードを極限まで高める術。
 しかしその分相手の体力を消費するので、瀕死状態だと逆に死んでしまう。
 しかも病気などをしていると、病原体の活動も早くなり悪化する可能性もあるので注意。
 教会にいくばか寄付をして、司祭に頼み込めば教えてもらえる程度の丸暗記の術である。
 また、この回復の流れを逆転させることで小さなキズから致命傷を負わせることもできる。
《麗和浄(ディクリアリィ)》
タイミング:メジャー必要知力基本値:5
【攻撃力】:なし防護点:無効目標値:8
対象:起点射程:至近コスト:5
効果のあるもの:生物アレンジ:
効果:
 対象が受けている毒を全て浄化する。この呪文が効かない毒も存在する。
 
 体内に侵入した毒、食物に混入した毒など、あらゆる毒を浄化することができる術。
 二つの毒が同時に混入されていても、その両方を消してくれる。
 ほとんどの毒に対して効果があるが、完全ではない。
 僧侶達の間では、治癒(リカバリィ)と並んでポピュラーな術。
《復活(リザレクション)》
タイミング:メジャー必要知力基本値:7
【攻撃力】:<白>3d6+30防護点:無効目標値:13
対象:単体射程:至近コスト:11
効果のあるもの:生物アレンジ:
効果:
 対象の【HP】を【攻撃力】点回復させる。
 [戦闘不能]状態の対象にかけ、その【HP】を1以上に出来た場合、対象の[戦闘不能]を解除される。
[追加効果(必須:《スペルアレンジ:その他》]
 切断された手や足を再生する。
 
 かけた相手の自己回復のスピードを大幅に高める術。より高位の治癒(リカバリィ)。
 周囲の"気"を患者に送り込みながら回復するので、相手の体力を消費しない。
 瀕死の者にもかけられるが、詠唱時間が長いので迅速に行動する必要がある。
 また、他の術と組み合わせることによって、切り落とされた手や足を再生させることも可能。

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